Case施工事例

屋根 洋風瓦の劣化の事

00/02/07

屋根材にも色々あります。
本瓦、洋風瓦、そしてカラーベスト、金属屋根材

築30年の洋風瓦、その「荒れ」はSOSのサインです

屋根材には本瓦、洋風瓦、そしてカラーベスト(スレート)、金属屋根など多くの種類がありますが、
今回は「洋風瓦(セメント瓦・モニエル瓦)」の劣化について深掘りしてみましょう。

一見すると「まだ形を保っているから大丈夫」と思われがちな洋風瓦ですが、築30年ほど経過すると、実は見た目以上に深刻な状態にあります。

なぜ「表面の荒れ」を放置してはいけないのか?

洋風瓦の主成分はセメントです。瓦自体に防水性はないため、表面を塗装(塗膜)することで雨から守られています。しかし、築20〜30年経つとこの塗膜が剥がれ、瓦がむき出しの状態になります。

  • 吸水と凍結の悪循環(凍害)
    塗膜が切れた瓦は、スポンジのように雨水を吸い込みます。冬場、その水分が瓦の中で凍って膨張すると、目に見えないミクロの亀裂が入り、最終的には「爆裂」と呼ばれる割れを引き起こします。
  • コケ・カビの発生
    常に湿り気を帯びた瓦は、コケやカビの温床になります。これらは根を張って瓦の成分を分解し、さらに脆くさせてしまいます。

メンテナンスの「分かれ道」:塗装か、葺き替えか

もっともコストを抑えられるのは、「ヒビが入る前」のメンテナンスです。

状態対策メリット・デメリット
ヒビなし・表面の荒れのみ屋根塗装【安価】 防水機能を復活させ、瓦の寿命を大幅に延ばせます。
ヒビ・割れ・欠落あり葺き替え工事【高額】 瓦が限界を超えているため、下地を含めた全交換が必要です。

ポイント:
割れてからでは遅いのです。割れた隙間から雨水が侵入すると、屋根の下地(野地板)まで腐らせてしまい、お家全体の寿命を縮める原因になります。


築20年を過ぎたらセルフチェックを!

地上からでも、双眼鏡などを使って以下のポイントを確認してみてください。

  1. 瓦の色あせ・変色:元の色が分からなくなっている。
  2. 表面のザラつき:瓦の表面が砂っぽく、デコボコしている。
  3. コケの付着:特に北側の屋根に緑色のコケが目立つ。
  4. 雨樋の詰まり:瓦の表面が削れた砂が雨樋に溜まっている。

「うちの屋根はどうかな?」と少しでも不安に感じたら、プロによる診断をおすすめします。早めの点検が、大切なお家と家計を守る一番の近道です。


屋根材の一つ、洋風瓦の劣化がどんなものか参考に見て見ましょう。

写真は築30年ほどの洋風瓦です。なかなか荒れていますね。
でもヒビは入っていません。

「この白っぽくなっている部分が、防水が切れて水を吸っている証拠です」

写真の状態でほっておくと、
荒れた部分から水がしみ込み、冬場にはその水が凍って割れを起こします。
まだヒビの入っていない状態の時期に塗装をしておくと、
水をはじくようになるので長持ちします。

割れちゃうと交換になりますので、葺き替え工事になり費用が高くつきます。
築20年以上のお家は一度チェックしてください。

上記写真の現場は現在メンテナンスの塗装工事中です。

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